四日目 小岩井農場一日目

2008.8.12



 この日は岩手県の小岩井農場へ。有名だよね、全国のスーパーで小岩井農場産の乳製品が売っていますね。ここには全国でも稀少となったSLホテルもあるだよね。ということで、ペンギン祖父さん、ペンギン祖母さんと一緒に小岩井農場に行きました。ホテルの予約は一ヶ月前に難儀して取っておいたのです。



小岩井農場まきば園
 朝、秋田のペンギン実家を出発し約二時間で小岩井農場に到着。入園料は500円ですが、SLホテルの宿泊者は無料です。とりあえずお花の前で写真をパチリ。
 まずは混雑する前にお昼ご飯にしました。お昼に選んだのはジンギスカン。ヨーグルトに漬け込んだラムが一番美味しかったです。他に味噌に漬けたお肉もありました。これは良く焦げたな、美味しかったけど。ネコ娘も焼肉は食べないけどピースサインなんかしてご機嫌でした。ちょっとの時間だけ・・・。



乗馬(ポニー)
 小岩井農場には子供向けの遊具がたくさんありました。まずはネコ娘がどうしてもやりたいと言うジムから挑戦。チビのくせに一人で登ります。
 次はポニー。係のお兄さんがポニーを引っ張り、ペンギン姉さんが随行しましたが、一人でポニーに乗れました。
 お馬さんに乗って大喜びでした。資金はペンギン祖母さんが拠出してくれました。普段ならきっと乗れなかったよ。



シープ&ドッグショー
 小岩井農場でのメインアトラクション、シープ&ドッグショー。その前に、ショーが行われる広場の前で羊が放牧されており、自由にタッチできます。ネコ娘も怖がらずにタッチできました。毛をナデナデしていると手にワックスみたいなのがついてきて、ちょっとベタベタします。これはウールオイルとかウールグリースというもので、羊の皮膚から分泌される油なんだそうです。この油のおかげで、羊の毛の内部まで汚れが入ってこなかったり、皮膚を感想から守ったりしているそうです。このウールオイルを精製するとラノリンが得られます。このラノリンとは化粧品や軟膏の原料になるものだそうです。
  さて、シープ&ドッグショーの始まりです。牧羊犬は当然ボーダーコリー。鋭い睨みで羊を追い詰めます。
 三匹のボーダーコリーが羊達を誘導しますが・・・この日はあまりうまくいきませんでした。時間かかっちゃったね。それでも何とか羊の誘導をこなし、誘導された羊は毛を刈られます(右)。羊ってあんな格好だと大人しくなるんだ。



羊館
 シープ&ドッグショーの会場の隣には羊館があり、羊に関する資料が展示されています。右は羊の毛刈り用のバリカン。先が痛そうです、でかいし。刺したらが怪我しちゃいそう。
 羊館の奥に行くとこれから刈られる羊なのか、展示用なのか二十頭くらいの羊がいました。匂いが・・・すごいね。で、いろいろ見て廻っているうちにペンギン祖父さんとペンギン祖母さんが帰宅の時間。ネコ娘が入場口までお見送り(右)、というか連行中?この数日、祖父さん祖母さんと一緒だったので泣くかな〜、と思ったのですが、さすがネコ娘、まったく泣くことなくバイバイしておりました。



農場見学
 左はまきば園に展示してあったファモール・レギュラーというトラクター。1930年代にアメリカから輸入されたものなんだそうです。座席のクッションがバネになっていてちょっと怖そう。実際にエンジンもかかるのかな?
 その後、まきば園を出て上丸牛舎のほうへお散歩してきました。右は上丸牛舎へ続く道。時代が止まってます。
 上丸牛舎について最初に目に付くのが一号牛舎(牝牛舎)。1934年に建てられたもので国登録有形文化財になっています。いまでも牛が飼育中。
 牛の横にある茶色い四角いものは牛が舐める塩「鉱塩」。ミネラルの補給などを行います。結構、自分でぺろぺろ舐めてました。右の写真は・・・二号牛舎かな?
 左は1908年に建てられたサイロ。こちらも国登録有形文化財になっています。サイレージ(牛の飼料)を作るところですね。このサイロは1984年までで使用が終了しているそうですが、今後も残していくんだとか。右は子牛用の牛舎。うーん、やはり時代が止まっている・・・。
 ふたたびまきば園に戻ると、ゲームが開催されていました。ペンギン姉さんがやる気満々。ネコ娘も一緒に参加です。
 ゲームはヨードン!の合図とともに牛さんの写真が貼られた場所に移動し、子牛用の哺乳瓶の乳首をギュッギュッと乳搾りの要領でしぼり・・・
 全部搾り切ったらゴールに戻る、というものでした。途中からネコ娘は牛さんのお腹に耳を当てたり、写真を押したりしてペンギン姉さんを応援していました。あまり役にはたってませんが・・・。ゴールに到着する時間が、事前のお兄さんの時間+1分以内であれば商品がもらえる、というものでしたがそう簡単にクリアできるようなタイムじゃないようです。この日は誰もクリアできなかったようです。



カート
 どうしてもネコ娘が乗りたいって言うので、足漕ぎカートに乗ってみました。10分で300円くらいだったと思います。同じ所をぐるぐる回るだけなので、ネコ娘はすぐに飽きるかなぁ?と思ったら最後までしっかり楽しんでくれました。クマ兄さんの足はパンパン。



SLホテル
 さて、夕方になり、クマ兄さんとペンギン姉さんもかなりの疲労を感じてきたのでSLホテルに移動しました。SLはなんとD51。56号機なので初期型ですね。しっかりナメクジ型です。
 D51の周りを散策して、レールの先端で鉄棒やって、そろそろお部屋に入りましょ、というところ。
 部屋は二人部屋。開放型B寝台を個室にしたって感じの部屋。荷物の置場所が少ないのですが、二段目のベッドの奥に普通のB寝台と同じ様に荷物の置場所がありました。部屋にはテレビ無し。携帯のワンセグも受信できず。コンセントは100Vが数ヶ所ありました。エアコンの機器が弱く、ちょっと暑かったかな。とにかく部屋は狭いっス。車両の入口付近にはソファーが置いてありましたが、ちょっと使い辛い。
 トイレは共同ですが、きれいな洋式便所。ドアを開ければD51が見えます。SLホテルの寝台車は全部で3両くらいだったかな。小岩井〜南十字星が行き先になっていました。

 当然、客車の中にお風呂はありませんが、目の前にクラブハウスがありそこのお風呂が利用できます。一番風呂でしたが、あまりにも熱くネコ娘が入れないため、かなり水を足してぬるくしちゃいました。一番の特権!
夕食
 夕飯はSLの目の前のクラブハウス内にあるレストラン「カサ・デ・プラド」で頂きます。夕食代は大人一人1575円、子供は945円でした。
 左はネコ娘のお子様ランチ。でっかいエビフライが付いて、クリームコロッケやチキンライス、デミグラスソースのかかったスパゲティなどとっても美味しそうでした。半分くらいしかネコ娘は食べなかったので、クマ兄さんが頂いちゃいました。右の小岩井産牛モモ肉のうす切りソテーは超濃厚なソースと牛肉がとっても美味しい。1575円でこれなら大満足でした。牛乳も一人一杯付いてます。夕飯はかなり良いね!

 夕食後、まきばの天文館に行ってスターウォッチングをしようと思ったのですが、雲が厚くかかっていて、見えるのは月ぐらい。ということで、せっかく天文館まで行ったのですが、スターウォッチングは諦めて帰ってきました。クマ兄さんとペンギン姉さんは星空と相性がよくないようです。ハワイ島でも星空見れなかったからね。



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